Greek Olive ギリシャのオリーブ
ギリシャのオリーブとは
先史時代(日本では弥生時代まで)からオリーブは食用として人々に採集されてきました。 これは、オリーブオイルの歴史と同様です。ギリシャではミノア王朝の頃(紀元前3500年)にオリーブの栽培がされていた考古学的証拠が存在します。
実際、オリーブのほとんどはオリーブオイルをつくるために栽培されています。ですが、オリーブの実自体も様々な方法で加工され、多様な「テーブル・オリーブ」を生みだしています。そのため、ギリシャにはオリーブ専門店も存在し、地域特有のレシピがあるばかりか、各家庭に伝わる秘伝のレシピがあるのが普通です。
オリーブは大きく「グリーン」と「ブラック」の2つのタイプに分けられます。「グリーンオリーブ」は完熟する前のオリーブを指します。歯ごたえが良く、パリパリとしています。「ブラックオリーブ」は完熟したオリーブを指し、滑らかな食感で後味に少し苦みを持ちます。
オリーブは品種や加工・保存の方法によって多様な味わいがうまれます。
ギリシャのオリーブで有名な品種は、「カラマタブラックオリーブ」、「アンフィサブラックオリーブ」、「ナフィリオングリーンオリーブ」、「アグリニオングリーンオリーブ」「ハルキディキグリーンオリーブ」など数多く存在します。これらは種抜きされていたり、オリーブオイルに漬られたり、ハーブを加えられたりして商品化しています。