Essay エッセイ
ナウサの食卓と、熟成したクシノマヴロ
2022年5月20日(金)
フンディ エステートを訪れた後、私たちはフンディ家の皆さんと一緒にランチへ向かいました。
ナウサでの食事は今回が初めて。
実際に料理をいただいてみると、これまで南のギリシャで食べてきたものとは少し違う印象がありました。
まず感じたのは、お肉料理の多さ。
ナウサは山に囲まれた地域であるため、その食文化にも自然と反映されているのだと感じました。
次に印象的だったのは、キノコをよく食べること。
今回ナウサで食べたキノコは、私にとってギリシャで初めて口にしたものでした。
肉厚でしっかりとした食感があり、とても美味しかったのを覚えています。
そしてもうひとつ。
どこかトルコ料理のようなニュアンスを感じること。
使用されているスパイスが、南のギリシャで食べてきた料理とは少し異なる印象でした。
そんな料理とともにいただいたのが、フンディ エステートのオールドヴィンテージ。
クティマ フンディとナウセア、複数のヴィンテージを試飲させていただきました。
・クティマ フンディ 2003
・ナウセア フンディ 2003
・クティマ フンディ 2001
・ナウセア フンディ 1999
・クティマ フンディ 1999
・ナウセア フンディ 1998
・クティマ フンディ 1998
実際に飲んでみてまず感じたのは、「さすがクシノマヴロ」という一言に尽きます。
約20年という時間が経過しているにも関わらず、そのストラクチャーはしっかりと保たれていました。
もちろん、ヴィンテージによる違いもはっきりと感じられます。
例えば、2003年と比較すると、1998年の方が果実のアロマがよりはっきりと感じられ、タンニンもまだしっかりと残っていました。
同じワインであっても、年によってここまで表情が変わる。 そしてその違いを、時間をかけて楽しむことができる。 フンディのワインが持つポテンシャルの高さを、改めて実感した時間でした。
















ナウサの伝統を守るワイナリー ― フンディ エステート